ケアマネージャーになるためには

現在の介護サービスは、介護保険制度の下で実施されています。そのため、介護保険制度をマネジメントする立場の人が必要となりますが、それがケアマネージャーなのです。ケアマネージャーは介護保険制度の要とも言われていて、その中核を担う大切な専門職です。

ケアマネージャーの仕事内容は、ケアプランの作成や関係機関との連絡調整など多岐にわたります。またケアマネージャーは居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、介護付有料老人ホームや特別養護老人ホームなど様々な場所で活躍しています。つまりケアマネージャーになれば、働ける場所が幅広くあるのです。

ところでケアマネージャーになるためには、資格を取得する必要があります。まずはケアマネージャー試験を受験して合格しなければなりません。ケアマネージャー試験には受験資格があり、保健や福祉や医療の法定資格保有者や、相談援助業務の経験がある人に限定されています。何故ならケアマネージャーとして働くためには、保健や医療や福祉について幅広い知識が必要だからです。試験は各都道府県単位で実施され、試験は毎年1回行われます。試験時期は例年10月頃であり、12月上旬ごろに結果が通知されます。試験合格者は、翌年1~3月に実施される介護支援専門員実務研修を、全課程休まずに受講する必要があります。

研修終了後、介護支援専門員(ケアマネージャー)資格登録簿への登録を申請して、介護支援専門員証を取得します。これでケアマネージャーの資格が得られますが、有効期間は5年であることに注意が必要です。更新するときは必要な研修を受講して、更新申請を行います。